フレイルを予防するための栄養と食事

こんにちは、ヘルスフードアドバイザーの井町清水です。

低栄養と低体重(低BMI)

フレイルの進行要因として挙げられます。

フレイル予防のポイント3つ

「よく噛んで食べること」(オーラルフレイル予防)

「適度に運動すること」

「社会参加をすること」

ヒトは心も身体も食べたもので成り立っている。

「これを食べればフレイルを予防できる」

という完全食は残念ながら、ありません。

さまざまな食材をバランスよく食べることが最も大切です。

 

●エネルギー源である糖質・脂質をしっかりとる。

糖質は主に米やパン、芋類で

体の中で分解され「グリコーゲン」という

エネルギー源になり筋肉や肝臓に蓄えられます。

脂質は主に肉、魚、乳製品、やナッツ、揚げ物など。

脂質は糖質に比べ貯蔵に向いている。

数日から十数日分のエネルギーを身体に

蓄えることができる。

また脂質は、ホルモンの原料になったり

皮膚や細胞膜、脳細胞の原料になる。

高齢者は、糖質と脂質の摂取量が

不十分な場合があるので肥満や持病がある場合を

除いてしっかりととる必要があります。

●フレイル予防には「たんぱく質」をプラスワン。

たんぱく質は肉、魚、卵、乳製品、豆類。

筋肉や内臓、血液など身体のあらゆる組織の原料で

ヒトが生きていくうえで欠かせない。

たんぱく質は高齢になると消化吸収率が

下がってくるので推奨量をしっかりとること。

一日、体重㎏×1.0g以上が目安となっている。

フレイル予防には3大栄養素だけでなく

ビタミン、ミネラルも大切。

 

まとめ

①1日3食を心がける。できれば間食もとる。

②孤食より共食

      楽しく食べると食欲も高まる。

      デイサービスなどに出かける。

③バランスよく食べること

最近では管理栄養士の勤務する

「認定栄養ケアステーション」

という施設が全国に増えています。

栄養相談だけでなく個々の生活に即した

食事の工夫やアレンジ方法を教えてくれるので

地域の施設の活用も是非。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

 

※オーラルフレイル予防

Oral(口)とFrailtyを合わせた造語で日本語では

「口の虚弱」という。口に関する些細な衰えを

放っておくと口だけでなく全身の機能低下してしまう。

口の機能低下→食品の偏り→栄養状態悪化

早期からよく噛むこと他社と話す機会を増やす。

口の動きや顔の表情を豊かに使うこと