こんにちは、ヘルスフードアドバイザーの井町清水です。
最近、オリーブオイル、エゴマオイル、アマニオイル
とともに、健康に良いと注目の「MCTオイル」
についてお話ししたいと思います。
ココナッツや、パームの核に含まれる
中鎖脂肪酸油は脂肪酸の中でも
「飽和脂肪酸」に属するオイルで
消化・吸収が早いという特徴から
様々な健康効果が期待されています。
●他のオイルよりも早くエネルギーに変わる。
中鎖脂肪酸は、アボカドオイルや、オリーブオイル
に含まれる長鎖脂肪酸とは異なり、肝臓に直接
取り込まれて代謝されます。
そのスピードは、長鎖脂肪酸の4倍ともいわれ
体内ですぐにエネルギーに変わるので
体脂肪になりにくいということです。
これは、エネルギーを特に必要とする
腎臓病の方や、消化器系の手術後の
消化、吸収が低下した時の栄養補給に
利用されています。
●ダイエットにもおすすめ。
MCTオイルは、ダイエット効果もあります。
①脂肪として蓄積されにくい。
②脂肪燃焼によるケトン体を作る。
③エネルギーを供給し続けるため燃えやすい体になる。
※MCTオイルは一般的なサラダ油などに比べ、低温で
煙が出てしまうので、炒め物、揚げ物には不向き。
そのまま混ぜたり、和えたりします。
※MCTオイルは1日に数回小さじ1~大さじ1程度。
下痢や胃痛など副作用を起こすこともあるので、
またカロリー摂りすぎにも注意しましょう。
●どんな調理に?
・コーヒーに混ぜる(完全無欠コーヒー)
・スムージー、ヨーグルトに混ぜる。
・納豆、パスタ、みそ汁、お粥に混ぜる。
無味無臭でくせがなく使いやすいと思います。
油に弱い方、エネルギーアップに
是非試して見てください。
MCTオイル、話題の理由は
健康維持やダイエットのために良質な油を摂取することは、
ごく一般的なことになりました。
良質な油は、女性ホルモンに働きかけたり、血圧を下げる効果があったりなど、
それぞれに特徴があります。
MCTオイルは、ココナッツに含まれる中鎖脂肪酸という成分のみを取り出したオイルです。
ココナッツオイル由来ではありますが、
ココナッツオイルには約60%の中鎖脂肪酸が含まれているのに対し、
MCTオイルは100%の中鎖脂肪酸で構成されているため、
より効率的に中鎖脂肪酸を摂取できるということになります。
含まれている中鎖脂肪酸の種類も、MCTオイルはカプリル酸、
ココナッツオイルはラウリン酸と違いがあり、
脂肪燃焼にはカプリル酸の方が効果があるとされているため、
純粋にダイエットを目的としている方にはMCTオイルがおすすめなのです。
●認知症予防
アルツハイマーなど認知症予防にも効果があるといわれています。
アルツハイマーは一説には脳への栄養不足が原因ともいわれており、
脳の栄養不足解消にケトン体の効果が期待されているのです。
MCTオイルに含まれる中鎖脂肪酸が体内で
分解される際に変換されるケトン体が、
脳の中でブドウ糖に代わるエネルギー源になることで、脳の働きを助けます。
今日も最後までお読みくださってありがとうございました。
健やかな一日をお過ごしくださいネ。