自然治癒力を高める食事
1.医食同源の力
病気を治療するのも日常の食事をするのも、ともに生命を養い健康を保つためには欠くことができないもので、
源は同じだという考えです。体によい食材を日常的に食べて健康を保てば、
特に薬など必要としないという薬食同源の考え。食材の持つ力が病気を治す力にもなるということですね。
2.食が体質を変える
◎体質を弱くする食事
・インスタント食品
・加工食品
・動物性脂肪の多い食品
・人工的清涼飲料水
・農薬がたくさん使われている野菜
・ファーストフード
・スナック菓子
このような食品を多く摂るような食事を続けていると、体質はどんどん弱くなり、
自然治癒力は低下してすぐ病気なってしまうようになります。
3.体質を強くする食事
それでは、どのような食事をしたらいいのでしょうか?
理想を言ってしまえば、その国で育てられたり、採れる食物を使い
昔ながらの伝統的な食事(和食)をすること。
重要なポイント
① 自然の恵み
私達の生命ある体を取り巻く自然環境、風土といったものと切り離しの
出来ないひとつのものだという考えです。
その土地の自然からの恵みで出来た食物を摂ることにより、
その環境にうまく適応していけるようになり、その自然環境によってつくられた食物を通じて、
その土地の自然環境そのものをエネルギーとして体内に取り入れることが出来ます。
②穀菜食
人間の歯の形状は、長い進化の過程で、自然環境から取り入れる食物に適応する形になっています。
その形状等から考え穀物を中心とする菜食が最も適しています。
すると人間は本来、穀物動物であるということが言えます。
③丸ごと食べる(一物全体)
食物になるものは、全体として1つのバランスのとれた栄養となっている、と考えられています。
ですから、なるべく生きたもの丸ごと全体を食べよ。栄養のバランスそのものを食べよという提唱です。
小魚なら頭の先から尻尾までの全体、精白された穀物ではなく未精白の穀物、
生命を丸ごとかかえた玄米のようなものが良いということになります。
このような、伝統的食事法(和食)を、さらにその人の体質、病状に合わせて、
主食、副食の割合や量を決め、バランス良く規則正しく食べることでことで、
「医食同源の力」(自然治癒力)が得られることになります。
↓その結果↓
食事が「血液の質」を決定することになり、体質の良し悪しを決め、
そして食事が間違っていれば「血液の質」は悪くなります。