乾燥肌を防ぐ4つの食習慣

こんにちは、ヘルスフードアドバイザーの井町清水です。

昨年の冬、私は、毎日忙しさにかまけて、食事の不摂生や睡眠不足、

疲労など重なり、年齢にも影響していたのか、最悪の乾燥肌に見舞われて

皮膚科のお世話になること数回。

肌のバリア機能が低下して、鏡を見るのが怖い状況でした。

この冬は、同様にならないように心して対策を早めにとろうと、考えています。

冬の乾燥肌を防ぐ食事習慣4つ。

もちもち肌は、毎日の食事から!

乾燥肌を防ぐ秘訣は「ターンオーバー」にあり!

肌が乾燥するのは、肌に水分を保つ

「3つの組織」の働きが低下しているからです。

3つの組織は、肌表面の「角質層」にあります。

これらの3つの組織を作る細胞は、外部からの紫外線や、

空気の乾燥でダメージを負ったり、

細胞自体が古くなって機能が低下していきます。

そこで、常に新しい細胞が生まれて、古い細胞と入れ替わり続けているのです。

これを「ターンオーバー」と呼び、ターンオーバーが活発に行われていれば、

お肌の機能が正しく働いて、乾燥を防ぐことができます。

「ターンオーバー」を活発にするためには、新しい細胞を作る栄養素が必要です。

乾燥肌に効果的な栄養素と食材

< 肌の潤いを保つために必要な栄養素(細胞の再生を促す栄養素)>

たんぱく質:細胞の原料になる⇒ 肉や魚、卵、大豆など。

必須脂肪酸(オメガ3系、オメガ6系):肌細胞の「細胞膜」を作る

⇒「オメガ3系」はサバやイワシなどの青魚に、

「オメガ6系」はコーン油や大豆油など。

亜鉛:肌や髪の毛、爪などの健康を維持する

⇒ 牡蠣、レバー、牛肉、卵、チーズなど。

ビタミンA皮膚や粘膜を正常な状態に保つ

⇒ レバー、うなぎ、緑黄色野菜、卵黄など。

ビタミンB2、B6:肌の再生を促したり、

 細胞の原料となるアミノ酸の吸収を助ける

⇒ ビタミンB2は牛レバー、豚肉、納豆など、

 ビタミンB6は、にんにくやマグロ、鶏レバーなど。

ビタミンE:肌の血行を促進し、新陳代謝を促す

⇒ アーモンドなどナッツ類、アボカド、イワシ、

 いくらなどの魚介類に豊富に含まれます。

これらの栄養素の中でも、優先してとりたい栄養素は、

細胞の原料になるたんぱく質です。

ビタミンや必須脂肪酸、亜鉛などは、肌の健康を維持したり

再生を促してくれますが、新しい細胞の原料になる

たんぱく質が不足していては、十分に役割を発揮できません。

1日に必要なたんぱく質は、成人女性でおよそ50g(1.0ℊ/体重㎏)。

肌の乾燥を防ぐために、毎日とることを心がけましょう。

食べ物に含まれるたんぱく質は、鶏の卵なら1個(50g)あたり6.1g。

豚バラ肉なら100gあたり12.8g。

いわしなら100gあたり19.2gのたんぱく質が含まれています。

朝に卵を1つ、昼食に豚バラ肉と野菜の炒め物を食べて、

夕食にいわしの煮付けを食べれば、

1日に必要な、おおよその量のたんぱく質をとることができます。

※文部科学省 日本食品成分表2015年版(七訂)算出

必須脂肪酸は「オメガ3系」と「オメガ6系」の両方を

バランス良くとることが大切。毎日一度は青魚を食べたり、

ダイエット中にも植物油を使うようにしましょう。

亜鉛は日常的に足りなくなることはほとんどありませんが

極端なダイエットをしていたり、お酒をよく飲む人は不足しがちなので、

自覚のある方はレバーや卵をなるべく食べるようにしましょう。

各種ビタミンは野菜からとれます。具体的な目安は1日350g以上。
※厚生労働省 「健康日本21」

野菜350g量の目安は、ほうれん草のおひたしや、ゴボウのきんぴらなど、

野菜の惣菜を小鉢(約70g)で5皿ほど。

それくらいの量を毎日食べていれば、ビタミンが不足することはないはずです。

これらの栄養素をバランス良くとるため、乾燥肌対策!4つの方法

たんぱく質は、主菜(肉、魚、卵、大豆)を毎食1品とりましょう!

食材は、「少量」を「多品目」食べましょう

スープや生ジュースを活用し、たくさんの野菜とビタミンをとろう

忙しい時のたんぱく質補給は、コンビニや冷凍食品を活用しましょう!

乾燥肌は、化粧水やクリームによる保湿などと組み合わせて、

4つのポイントをおさえた食事で、

毎日コツコツ続けることでしっかり対策しましょう。

油断大敵❕❕

今日も最後までお読み下さりありがとうございました。

健やかな一日をお過ごしくださいネ。